2015年9月25日金曜日

炎球




 
2015.09.25 炎球
 
~ デクゴルファー ~
 
 
 
 
弱気は最大の敵
 
 
そう、これは炎のストッパー、
 
津田恒美が我々に残してくれた言葉。
 
 
津田は常々、
 
「本当の敵は自分の心の内にある。」
 
と言っていた。
 
 
 
プロ野球という世界は、
 
まずは1軍に昇格しなければ飯が食えない。
 
そしてやっとの思いで、
 
1軍に上がれても、熾烈なポジション争いが待っている。
 
だから、最初の敵は同じチームのライバル達。
 
 
 
その中で、ほんの一部の選手だけが、
 
1軍に定着し、そこで初めて、
 
チームの勝利のために、
 
相手チームを敵と認識できるのである。
 
 
 
そうしてやっと相手チームを敵と認識できた中で、
 
たどり着いた言葉が、
 
「弱気は最大の敵」だと思う。
 
 
 
これは、相手に勝つことを求めるのではなく、
 
自分が最大限の力を発揮できれば、
 
相手に打ち勝つことができる。
 
 
 
そう、自分の技術のプライド。
 
 
 
この誰にも負けない技術を、
 
100%発揮するためには、
 
弱気を打ち消さなければならない。
 
そのような気持ちから出た言葉だろう。
 
 
 
では、今のカープの選手たちはどうだろうか。
 
 
 
「ファンの皆さんが応援してくれたので、
 
今日は勝てました。」
 
 
「○○さんが、がんばって投げてくれたので、
 
どうにかしたかった。」
 
 
 
 
コメントが全部、他人称なのである。
 
はっきり言って、特に野手陣。
 
この中で、胸を張ってレギュラーと
 
いえる選手が一人でもいるのか。
 
 
 
先ほどの順序で言えば、
 
まだ、まだ、
 
「敵はチームメイトのレベル」の選手ばかりである。
 
 
 
チームの勝利のために?
 
次の打者を進めるために?
 
投手が頑張っているので?
 
ファンの期待に応えたい?
 
 
 
 
ふざけるな!!
 
 
 
 
レギュラー固定にもなっていないものばかりが、
 
人のことや、
 
チームのことや、
 
ファンのことなんて考えているんじゃない。
 
 
 
 
まずは、自分の成績のことだけ考えろ。
 
チームが負けても、
 
自分だけがホームラン打てたら満足すればいい。
 
 
 
まだ、カープにはそんなレベルの選手ばかり。
 
 
 
そして、ここに来て初めて分かった事、
 
そう、その最大の原因は、
 
1年そこら成功した選手に、
 
チームを引っ張っていってくれなんて、
 
身分不相応の期待を掛けた、
 
監督や首脳陣。
 
 
 
まだまだ自分の能力を
 
伸ばさなければならない選手に、
 
チームの勝利を考えさせたこと。
 
のびのびと自分の技術を磨いて、
 
輝こうとしていた若い選手の芽を摘んでしまったのでは、
 
ないだろうか。
 
 
 
このように、
 
自分たちの個性を発揮できない状況を作ってしまったことが、
 
今年のカープの成績になっているのではないだろうか。
 
 
 
 
そしてペナントの大詰めで、
 
今年のチーム状況を象徴するような
 
最悪の出来事が起こった。
 
 
 
 
梵キャプテンの降格。
 
 
 
 
この降格で、
 
選手たちは何を思っただろうか。
 
梵キャプテンが降格したけど、
 
俺たちだけで頑張ろう!!
 
と、思うと考えたのだろうか。監督は。
 
最後の踏ん張りどころだからこそ、
 
調子が悪いだろうか、怪我をしようが、
 
キャプテンはチームのために残るべきではないだろうか。
 
 
 
 
そう、選手の不信をあおったに過ぎない出来事。
 
このような駄策の積み重ねが、
 
今の、最弱のカープを形成しているのではないだろうか。
 
 
 
 
チームのために打つのではなく、
 
自分が輝くために打つ。
 
 
 
そのような選手が青い芝生を駆け回る姿を、
 
私は見たい。
 
 
 
 
 
 

4 件のコメント:

  1. 全く同感です。意味がわかりません。負けるべくして負けたチームとしかいいようがありません。今年喜んだのは球団営業のみ。

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  2. 昨日現地だけど、なんかもう球場の空気違う。もう、負けてても明るくしぶとい姿を見せてほしい。選手がファンから逃げたがってる雰囲気。凹む~

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  3. 本当おっしゃる通りです。言われるまで気が付きませんでした。
    今シーズンはキクマルに重荷を背負わせすぎたかもしれません。栗原、廣瀬らがいない中、梵と石原だけが「チームのことを考えていい選手」なのですね。

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  4. 初めまして!

    確かに言われるとおりですね。。。
    梵の2軍落ちは腑に落ちないですね。。。その日の球炎といい、何かイヤな臭いがします。

    首脳陣が担うべきは、選手の個の力を育て、いかに発揮させるかにあるかと思うのですがね。。。そんな球団であって欲しいと切に願います。

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