昨日少し触れた、
得点圏打率。
基本的には、得点圏になると物理的に打者が有利になる。
それの証明として、規定打席者28枠(得点圏が無い2名を除く)のうち、
19名が得点圏打率のほうが高くなる。
それも平均すると1割近く打率が上がるのである。
打率 | 得点圏 | ||||
1 | 西岡 剛 | 神 | 0.419 | 0.500 | |
2 | ルナ | 中 | 0.407 | 0.417 | |
3 | エルナンデス | 中 | 0.406 | 0.556 | |
4 | 筒香 嘉智 | D | 0.393 | 0.417 | |
5 | 雄平 | ヤ | 0.371 | 0.500 | |
6 | 川端 慎吾 | ヤ | 0.364 | 0.429 | |
7 | 山田 哲人 | ヤ | 0.355 | 0.286 | ▼ |
8 | 菊池 涼介 | 広 | 0.344 | 0.222 | ▼ |
9 | 梶谷 隆幸 | D | 0.333 | 0.444 | |
9 | グスマン | 広 | 0.333 | 0.182 | ▼ |
9 | 平田 良介 | 中 | 0.333 | 0.500 | |
12 | 阿部 慎之助 | 巨 | 0.321 | 0.400 | |
13 | 藤井 淳志 | 中 | 0.318 | 0.250 | ▼ |
14 | 坂本 勇人 | 巨 | 0.303 | 0.400 | |
15 | 松山 竜平 | 広 | 0.292 | 0.286 | ▼ |
16 | 鳥谷 敬 | 神 | 0.286 | - | |
17 | 石川 雄洋 | D | 0.281 | 0.364 | |
18 | バルディリス | D | 0.280 | 0.400 | |
19 | 亀井 善行 | 巨 | 0.276 | 0.143 | ▼ |
20 | ロペス | D | 0.273 | - | |
21 | ゴメス | 神 | 0.267 | 0.200 | ▼ |
22 | 長野 久義 | 巨 | 0.259 | 0.400 | |
23 | 丸 佳浩 | 広 | 0.250 | 0.167 | ▼ |
23 | マートン | 神 | 0.250 | 0.308 | |
23 | 井端 弘和 | 巨 | 0.250 | 0.429 | |
23 | 福留 孝介 | 神 | 0.250 | 0.400 | |
27 | 野間 峻祥 | 広 | 0.241 | 0.167 | ▼ |
28 | 大島 洋平 | 中 | 0.237 | 0.300 | |
29 | 畠山 和洋 | ヤ | 0.235 | 0.250 | |
30 | 梅野 隆太郎 | 神 | 0.214 | 0.333 |
しかし、その鉄板の理論を覆そうとしているチームがあるのである。
そのチームはどうやら中国地方にある球団らしい。
上記表にあるように、30枠の中で5名いるようだが、
この全ての選手が、得点圏打率が大きく下がる現象が起きている。
これはプロ野球80年の常識が覆るほどの、
異常事態なのである。
(こんな雹が降ってくるくらいの異常)
このチームのファンの方は、
非情に悔しくて、やるせない思いをされてることだと思うが、
実は、このように得点圏で点が入らない現象は、
草野球や、学生野球ではよく見られることなのである。
そのチャンスで得点が入らない理由は、
ただ一つ。
「ベンチの作戦が打者に明確に伝わっていない」
なのである。
得点圏に走者がいるときに、
打者の選択肢は、
(1)積極的に打っていく
(2)待球して押し出しの四球を狙う
(3)3塁のときは、スクイズで確実に1点を狙う
(4)2塁の時には、送りバントやエンドラン
(5)外野フライで1点を狙う
(6)最低でも右に打ってランナーを進める
他・・・
そう、このように攻撃の選択肢が多くなるのである。
おまけにこの選択肢は、1球毎状況によって変わる。
こうなると、攻撃側はどの作戦で挑むのか迷い、
とくに打者はバッティングに集中できなくなる。
また、打者は、タイムリーでも出れば、
ヒーローだぜ!!なんて浮気心が湧いてしまい、
ボール球を振って引っ掛けたり、いい結果にはならない。
いま、この中国地方にあるチームは、
勝たなければ。
優勝しなければ。
のプレッシャーに押しつぶされようとしている。
これまでにない数のファンが来場し、
報道陣も押し寄せてくる。
この状況で、のびのびと野球が出来るのかというと、
かなり難しい。
だからこそ、監督の野球が何処を向いているかを、
明確にしなければならない。
●足をつかって掻き回すと決めたのならば、
塁に出たら100%走らせる。
●点が取れないならスクイズでもやる。
●盗塁しないならエンドラン。
そんな機動力野球が昨年より萎んでいるのである。
キャンプで何を考えて練習していたの?
なのである。
今のこの球団は、
はっきり言って、監督が弱気になっている。
そして、選手たちが失敗を恐れている。
昨年のBクラス3チーム相手に、
負け越すくらい弱いチームになったことを認めて、
失敗を恐れず、
チャレンジャーとしてぶつかっていくしかないのである。
もう、我々ファンは、
勝ち負けは言わない。
熱い熱い、機動力を見せてくれ。
それだけでいいのだ。
がんばれ!!
サンフレッチェ!!
どうしたんじゃろ~ね~?
返信削除緒方もしばらく辛抱辛抱の日々が続きますのう。
尊師はカープが負けてもブログを書き続けてつかあさい。尊師のファンは負けた時のブラックさを楽しみにしよる人が多い思いますよ。
やんばる