昨晩は、
ウマ酒を酌み交わして、
グデングデンになったまま寝たが、
今日は25年間の重みから解放され、
最高に目覚めの良い朝をむかえられた。
(まあ、多少大げさであるが。)
そして、朝一で、
と言っても10時になっていたが、
コンビニまで行って、
新聞を買い漁る。
そこで、
「そうか、優勝の翌日はセールがある。」
と思いついたが、
広島まで行くパワーが無いので、
近場でと思い、
先週オープンしたばかりの、
ゆめタウン徳山
に行ってみた。
入らずに帰った。
まあ、優勝セールと言われても、
特に欲しいものがあるわけでもない。
早く家に帰って、
昨日の試合の復習をしよう。
なのである。
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2016.9.10 カープvsジャイアンツ
この一戦に挑む選手たち
そして監督
何を思うか、緒方監督。
監督就任からの地獄の日々を思い返しているか。
それとも、
この一戦に平常心で挑むべき心を集中しているのだろうか。
まずはスタメン
ジャイアンツ、ケガで退いていた坂本を、
3番で出場させてきた。
カープは、いつもと変わらないが、
松山、安部をスタメンにして、
あくまでも繋げる打線で組んできた。
しかし、カープが優勝するためには、
マイコラスから得点しなければならない。
そう、
マイコラスのカーブをどのように攻略するのか。
どのような作戦を立てたのかカープ。
1回表
丸が死球で出塁も、
マイコラスの投球は完璧に近い。
新井先生もてんてこ舞い。
このマイコラスを打ち崩すことが出来るのだろうか。
1回裏
対する黒田
ノーアウトから出塁を許す。
黒田は言う。
「優勝決定戦であろうが、
いつもとやることは変わらない。」
黒田の一球に、手抜きがないことは分かっている。
すべての投球が意味のある一球。
しかし、表情は変わらなくても、
この一戦に重圧がのしかかっているのは、
間違いない。
25年ぶりの優勝決定戦
ジャイアンツとの直接対決
そんな試合が、
黒田の先発となるのだ。
そして、最大の苦手の相手である坂本
苦しい戦いになる。
3回表
一番苦しいであろう黒田
しかし、今日の勝利にかける思いがマイコラスを追い詰めていった。
この回、ノーアウトからの打席となった黒田
この打席で黒田がマイコラスに投じさせた球数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
12球
この黒田執念の打席は、
明らかにマイコラスのリズムを崩した。
そして、
菊池の痛烈な打撃で坂本ボールをはじき、
1塁ランナーの広輔がホームまで戻ってくる。
まさに、次の塁を狙うカープの攻撃の真骨頂。
4回表
すでにここまで90球近く投げさせられて、
かなり頭にきているマイコラス。
ここで、
足だけではない。
パワーもセリーグ1位であるカープが、
一気に逆転
もう、説明はいらない。
いつもの光景であるが、
この大一番で、いつもの姿を見せられるのは、
すでに、本物になっているということ。
運で勝てた
気力で勝った
ちがう、
間違いなく実力が身についているのである。
5回表
そしてトドメ。
この一撃でマイコラスの
気持ちが完全に崩壊。
今シーズン最大の失点となった。
6回裏
点数的にはリードしているが、
黒田もぎりぎりの投球。
ランナーも出し、失点も許す。
しかし、最後の力を振り絞り、
アウト
先発としての仕事を果たし、
ベンチ裏に帰っていく。
「いつもの試合と同じ」
ではなかった。
それは、黒田が一番わかっていたのではないだろうか。
今シーズン1度もなかった150km/hを連発
マイコラスの安部に対しての投球に、
鬼の形相で向かっていく。
明らかに、気合が入っていた。
7回裏
ここで、黒田の降板
そして、今村の登板
シーズン途中からの勝利の方程式
今日ここでそれを見せることが出来るのか。
もう、膝はボロボロ。
動かない足のはずなのに、
人間とは、
勝利への執念だけで
これだけのプレーができるのだろうか。
アウトにはならなかったが、
言葉では説明できない、
美しいプレーなのである。
きっちり役目を終えて帰る今村
8回表
あと1点欲しいカープ
広輔のヒット
菊池の送りバント
丸の進塁外野フライ
2アウト3塁 新井
新井も最近では明らかに疲れが出てきている。
そして今日も苦しい打席が続いている。
しかし、バットにあてて、
全力で走れば何かが起こる。
大きな大きな1点が入る。
相手のミスかもしれないが、
全力で走ってくるカープの打者に対して、
送球を慌てた結果のエラー
逆転のカープとかっこよく言われているが、
実は、このような見えないところでの
全力プレーがそのような結果に結びついているのだろう。
8回裏
ここで、ジャクソン登場。
正直、入団当初の評価はよくわからなかった。
ストレートは速いが、
コントロールが悪く、
クイックも役に立たないレベル。
しかし、ジャクソンもヘーゲンズも、
日本の野球を短い期間で理解し、
それを謙虚に受け止め、
練習繰り返した。
その結果、今のカープに、
絶対に必要となる存在となったのだ。
今日もこの雰囲気の中、
クリーンナップ相手に
1失点はされたものの、
そして9回裏
とうとうここまでたどり着いた。
あと1アウト
25年という月日は、
9099日というとてつもなく長い日数
この長い間に、
数多くのドラマがあった。
しかしあと一つですべてが報われる。
あと一つ。
優勝おめでとう。
そしてカープありがとう。
そんな歓喜の中、
一つの映像が映る。
初めて見る、こんなに小さい黒田。
どれだけ重たいものを背負っていたのだろう。
その重たいものを背負うあまり、
身体も精神も削ってきた。
積み重ねてきた重み。
それから解放された瞬間だったのだろう。
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この後、消化試合と、
クライマックスシリーズ
日本シリーズ
と繋がっていく。
これらは、どちらかというと、
「祭り」
143試合を戦って優勝することが、
「一番の勲章」
なのは間違いない。
しかし、祭りは祭りとして、
本当に強くなったカープをぜひ見せつけてもらいたい。
セリーグの代表として
<今日の試合>
え~、セリーグ代表になれるかな?
しかし、今日の大量失点を期したのは、
期待のホリエくん。
フルボッコにされたが、
今日のことは教訓として、
次世代のエースとして、
育ってほしいのである。
おめでとうございます❗
返信削除黒田の涙に貰い泣きを繰り返してます。
今日は思い出し涙で目がショボショボ(∋_∈)の一日でした!
返信削除うちは祖母の代からのカープファン。昔祖母が行った優勝パレードに、今度は行くぞ‼