いろいろあって、
6回裏
2点ビハインド
1アウト満塁
4番
エルドレッド。
信じられないくらいに落ち込んでいるエルドレッドだが、
満塁でなら、どうにか結果をだしてくれるのではなかろか。
ピッチャー
投げる。
エルドレッド、渾身の力で、
ブレーキする。
やべ~。当たった。
走るべし。
タッチアウト。
ガッツポーズ。
なぜか、堂林突っ込む。
タッチ、遅れる。
セーフ。
堂林も、
セーフのポーズ。
じゃかじゃかじゃ~ん。
もう、攻撃側も守備側も、低レベルなコントの域に達している。
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まあ、こんなデク野球を見るのはこれくらいにして、
日中には甲子園で熱い戦いが繰り広げられている。
しかし、今年の夏は、甲子園でも異変が起きているのだ。
それは、開幕初戦を見ても判るように、
甲子園で勝利するためのセオリーが崩れているのである。
甲子園で勝利する学校。
特に一回戦などは、戦う前から予想が付くのである。
そのセオリーを見てみよう。
①関西の学校
甲子園を見に行っているおっさんは、ほとんどが関西人。
まずは、大阪、神戸、京都あたりの学校を応援し、
その次に、西日本のチームを応援するのである。
甲子園では、多くのファンをひきつけることが勝つための秘訣。
②応援団が素晴らしい
基本的にはアルプススタンドが見方の応援団が陣取る。
それ以外の席は、ほとんどが娯楽で行っている人たち。
このそれ以外の人たちをひきつけるのは、プレーだけではなく、
吹奏楽や応援団の力なのである。
③礼儀正しく一生懸命なプレー
グランドイン・アウトは全力疾走。カバーを怠らず、礼儀正しい。
これで、おっさんのハートをつかむ。
④ゲジゲジ眉毛
高校野球は、野球に青春をすべてつぎ込むことで感動が生まれる。
かっこよさを気にしているようでは、勝てない。
また、細眉毛は監督のあまやかしであるし、眉毛は汗が目に入らない
ためにある大切なパーツであることを認識していない学校は勝てない。
⑤初出場は負ける。
これは、緊張なども挙げられるが、上記②のレベル差によるもの。
初出場の応援団は、相手がベテラン校などになると、レベルの違いで
まったく応援が機能しなくなる恐れがある。
⑥先攻の学校
特に一回戦目では、最初に守ると、緊張のあまりピッチャーのコントロールが
定まらず、守備にもミスが起こることが多い。
最初に緊張をほぐす為にも、先攻のほうが有利なのである。
確かに超高校生という選手はいるが、所詮高校生であり、技術的なものや
体力的なものは、甲子園に出るレベルになると大差はない。
では、どこで差がつくのか。
それが、上記のセオリーによるものなのである。
そう、
礼儀正しいハツラツプレーで、ファンをひきつけ、
統制された応援でハートを鷲づかみ。
これで、スタジアム全体を味方に付け、
流れをつかめば、勝利は自ずと舞い込むのである。
しかし、先ほどに話した様に、今年はどうも異変が起きている。
この代表的な戦いが、
龍谷大平安 vs 春日部共栄
これを、上記のセオリーに当てはめていく。
①関西の学校
まず、平安は京都。いわゆる関西のお膝元。
出場回数も申し分なく、選抜では優勝。
観客は、この夏、平安の春夏連覇を楽しみに見に行っているのである。
平安 1ポイント 共栄 0ポイント
②応援団が素晴らしい
共栄もかなりのものだが、平安の吹奏楽はオリジナル曲までつくっている。
また、電車で1時間で甲子園に行ける事から、大応援団が陣取る。
平安 2ポイント 共栄 0ポイント
③礼儀正しく一生懸命なプレー
龍谷大平安は、浄土真宗の流れを汲む佛教学校。
礼儀のよさは校風に出ている。
春日部共栄が悪いとは言わないが、平安に分がある。
平安 3ポイント 共栄 0ポイント
④ゲジゲジ眉毛
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