サンフレッチェのエース?4番?
ドウグラス
(昨年21得点でリーグ2位)
契約満了で退団
サッカーって、こんな訳のわからない制度がある。
判らないので、少し勉強してみよう。
どうやら、ドウグラスは借り物で、
レンタル料を元クラブに払っていたらしい。
例として、松山を使って説明しよう。
まず、松山はカープの所属である。
しかし、結構打つのに、
外野にはエルドレッドなどがいて、
出場機会が少ない。
これでは、本人のためにも、カープのためにもならない。
それならば、エルドレッドが居なくなるであろう、
2年くらい先まで、
外野を必要とされているチームに、
「出稼ぎして来い。」
となるのである。
これならば、本人も出場機会が増えるし、
カープにも、レンタル料が入る。
ちなみに、この期限付き移籍のメリットは、
受け入れ側には移籍料が発生しない。
レンタル料だけいいのだ。
そして、松山が移籍先の楽天で、
大暴れして、
ホームラン30本
打率.280
90打点
とかなって2年経過した場合、
カープ側は、
①戻ってこさせる
②そのまま楽天で出稼ぎさせる
③もっとお金を出すチームに出稼ぎさせる
④移籍させる
と選択できるのである。
ちなみに今回のドウグラスのケースは、
④移籍
で中東のアル・アインというチームに完全移籍となった。
ドウグラスは、J2の徳島所属で、
資金が豊富とはいえないチームだった。
そんな中、金持ちチームからのオファーもあり、
5億1200万円の移籍金で、
完全移籍となったのである。
本人は、サンフレッチェに残りたかったようだが、
5億円をサンフレッチェは払えなかったのである。
なんとも微妙な制度である。
ただし、これで言えることは、
ドウグラスが居なくなったサンフレッチェは、
チーム再編に苦労し、
ドウグラスを受け入れたチームは、
元広島ドウグラス、UAE移籍後初先発初ゴール!
となる。
ちなみに、プロ野球には期限付き移籍の制度は無いが、
プロ野球選手会では、NPBに実施するように、
要望を出しているのである。
なんだか、サッカーみたいに、
今日の友は、明日の敵みたいになりそうで、
嫌な制度だと思うんですが。