昨日の試合
ターニングポイントは、
5回裏の
ダブルスチールの場面であろう。
広島3点ビハインド
好投のレイに対して、
(赤です。)
この回、
誠也とキムショーのヒットで、
1アウト1,2塁。
やっと初めてのチャンス。
緒方さんはここで一気にたたみ掛けようと、
そう
ダブルスチール
このダブルスチールは、
スクイズと同じくらい、
神経を研ぎ澄ませ、成功させなければ、
意味が無い作戦である。
成功すれば、一気に相手を追い込み、
チャンスが拡大するが、
失敗すれば、流れが一気に引いてしまい、
チャンスが無くなってしまう。
だから、結果論のみで評価される采配の一つである。
ちなみに、皆様ご存知のように、
結果は、
かなり余裕をもってのアウト
まあ、残念だったね。
ということだが、
これに対しての、専門家や当事者のコメントが、
面白いのである。
下がそれをまとめたものである。
永田コーチ
スキがあれば行って良かった。
(鈴木誠に盗塁の判断を委ねる“フリーパス”の作戦だったことを明言)
しかし、
(盗塁を)やめる勇気も鈴木誠が成長するためには必要。
畝コーチ
この投球時だけ、クイックが早かった。
野村もと監督
誠也のスタートが悪い
デイリースポーツ
不可解な重盗
星野もと監督
やるなら100%成功しなければならない場面
鈴木誠也
100%成功でないと。
無理をしてはいけなかった。
もっと考えなければいけない
緒方監督
作戦が失敗したということ。
まず、星野と誠也のコメントについては、
100%成功しなければ、
ということ。
逆に言えば、100%の作戦など無いから、
この場面では、
重盗はしてはならなかった
ということになる。
永田コーチは、
スキがあれば行って良かった。
と、フリーパスを認めているが、
あくまでも、スキがあればということで、
本人に託している。
おまけに、
やめる勇気も鈴木誠が成長するためには必要
と
責任は鈴木になるような発言になっている。
が、
ここで言う、
「やめる勇気」
という言葉がすごい。
誠也のように、若くて、失敗をおそれない、
フリーパスを出しており、
この重大な局面で、
ちゃんと考えるように、教育しているのである。
さすが教育者 永田だが、
今のカープにそのような余裕があるのかは不明である。
デイリースポーツは、
不可解な重盗
と切り捨てている。
これは星野さんのコメントにもあったが、
左打者で、3塁を刺しやすいことを考えても、
無謀な作戦であったことを示唆している。
そして、畝コーチ
クイックが早かった
<クイックモーションとは>
足をマウンドからスライドさせるように投げたり、
あらかじめ膝を曲げて重心を低くしたりするなど、
何らかの投球動作を簡略化して投げる。
一般に投球開始から捕手にボールが
到達するまでの時間が1.2秒台で及第点とされる。
畝コーチは、試合のときに、
ストップウォッチをもって、
投手のクイックを研究している。
クイックのスピードと、走者の足を考えて、
盗塁するか監督に進言するのだろう。
ある意味、ここの判断が、厳しければ、
盗塁は少なくなるが、
反面、成功率が上がる。
そしてこの場面でも、
フリーパスが出ていたのは、
相手投手のクイックが遅いことをキャッチしたからである。
では、どの程度違うものなのだろうか。
見てみよう。
<レイ クイック①>
5.12 - 3.44
=1.68
<レイ クイック②重盗のとき>
2.09 - 0.51
= 1.58
本当だ、クイックが0.1秒早くなっている。
もちろんこれは、球種にもよるが、
0.1秒は大きい。
ちなみに、この0.1でどれくらい進めるかというと、
4.00の場面
4.10の場面
1歩くらい。
ほとんど変わらんじゃないか。
結局アウトじゃ。
畝さん、ここまで調べるやつ居ないと思って、
テキトーなこと言ったな。
ちなみに、クイックの優等生を見てみよう。
<マエケン クイック>
2.83 - 1.58
= 1.25
すごい。
改めてマエケンのすごさが判ったで。
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<結論>
①
100%成功しなければならない場面で、
選手任せのフリーパスにしていたこと。
②
レイのクイックが遅いことは確かだが、
あの場面だけ遅かったというのは嘘。
③
ここまで足が上がっているのに、
始動していない
誠也のスタートが悪かった。
by 野村
そして、何を言ったところで、
緒方監督
作戦が失敗したということ。
なのである。
明日、明日、切り替えていこう。
ですか。
9月にも同じコト言いよったら、怒るで。
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