プロ野球選手にとって、
打撃フォームを変えることは、
どういうことなのだろうか。
過去を見ても、
フォームを変えて成功した選手は、
そんなにいない気がする。
もちろん、マイナーチェンジは、
常に行なっているだろうが、
フルモデルチェンジとなると、
かなりの労力を要する。
それについては、
王貞治さんの成功例が取り上げられる。
しかし、王さんの例は特別。
王さんの時代は、
変化球の種類は少なく、
直球勝負の時代である。
したがって、あれだけの、
フォーム変更をしても、
普通の打法 1961年 13本
一本足打法 1962年 38本
このような結果が生まれたといえる。
では、現代ではどうだろうか。
フォーム変更で成功したといわれる選手は、
T-岡田
この選手も、すり足打法にして、
2009年 7本
2010年 33本
となった。
が、実際は、2007年からすり足に変更。
その後、怪我や2軍で耐えて、
3年越しで初めて芽が出たのである。
なのに、
「すり足にしたらホームランが打てるんだ~」
と考えた一部の選手の間で、
すり足ブームが起こり、
わがカープの、
も、ご他聞に漏れず、
マネをしていた。
(もちろん、すぐに2軍に下がって行った。)
おっと、話がそれたが、
この成功したと思えたT-岡田さえ、
次年度からの成績は、
2011年 16本
2012年 10本
と下降をたどる。
そう、フォーム変更が、
成功したといわれる選手でさえ、
このレベルなのである。
そんな実情を知ってか知らないでか、
半端にこんなんやったりして、
結局、遠回りしている選手もいる。
この選手は、秋にやっていた、神主打法を、
すでに今は元に戻したという。
悩み苦しみ考えていることは伝わるが、
やるならば、選手生命を掛けて、
自分のものにするまで諦めないでほしかった。
では、こちらの選手はどうだろうか。
これまでの蓄積を全て捨てて、
フォーム改造している。
これで、吉と出るか凶とでるかは判らないが、
すこし打てないくらいでも、
元に戻さない信念をもって、
自分の打撃フォームにしてもらいたいのである。
そう、
変わるならとことん変われ。
P.S
堂林くんへ
どうせやるなら、
これくらいやったら?
0 件のコメント:
コメントを投稿