カープドラフト2位
薮田 和樹
これまでの実績を考えると、
ドラフト2位という上位選択の理由が、
なぞなのである。
高校2年生の春に148km/hを記録した188cmの大型投手。その後ヒジを痛め、亜大に進むも2年間は公式戦の登板が無かったが、3年春の5月14日の駒大1回戦で1イニングを1安打無失点に抑えると、3回戦でも1イニングを無失点、自己最速も151km/hを記録した。
広島市立二葉中学校時代は、広島安芸リトルシニアに所属。
高校の時には、
甲子園出場どころか、
2年のときは九里の陰にかくれて出場すら少なかった。
ピークは2年の春。
148km/hを記録。
その後、エースになるかと思いきや、
肘痛で、夏まで出場無し。
そして、夏には岡山でベスト8止まり。
そして亜細亜大学に進学。
試合 勝敗 回数 被安 奪三 四死 自責 防御率
11春: 登板無し
11秋: 登板無し
12春: 登板無し
12秋: 登板無し
13春: 2 0勝0敗 1 1 0 0 0 0.00
13秋: 登板無し
14春: 登板無し
通算: 2 0勝0敗 1 1 0 0 0 0.00
そこでも、4年間で2試合のみの登板。
これじゃあ、正直なところ、
ドラフトどころか、実業団でもどうかという感じ。
では、なぜカープが2位で選んだか。
これは、
松本スカウトの尽力であろう。
松本スカウトは、
崇徳高校から亜細亜大学。
そう、亜細亜繋がりは松本スカウトなのである。
過去には、
宮崎、いわモン、中東、堂林、庄司、菊池、九里
のスカウトに奔走。
どちらかというと、
誰もがしっているような選手を選ぶのではなく、
かくれた逸材に目をつけるのがうまいスカウトなのである。
そして、
その松本スカウトが、
高校1年生からマークしていたのが、
この薮田なのである。
では、ここからは、
妄想タイム。
みなさんも一度は、
こんな妄想をしたことが無いだろうか。
例えば、
あなたは野球をしていて、
結構実力がある。
そしてもちろんカープに入りたい。
しかし今の制度では逆指名がないので、
ヘタに高校や大学で活躍していると、
入りたい球団に入れないことになる。
そこで、
なるべく公のところでは、
実力をほどほどに抑えて、
松本スカウトにだけ、
すごいところを見せておく。
そして裏で、
カープに選択してもらう内定をもらう。
どうであろうか。
私が、柳田ならそれくらいのことはやっていただろう。
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だからこそ、
薮田はすごい投手になるのは、
間違いないのである。
先日の涙、涙の番組をやっていましたが、
ご覧になられていない方はどうぞ。